Yasuo's Notebook

ソフトウェア開発の話題が中心の備忘録です。

2021年ふりかえり

今年も大晦日になってしまいました。2021年のふりかえりです。

5月 
2020年から取り組んでいたUltimate Agile Stories 10th Anniversaryがようやく発刊できました。
5年ぶりのUASですが、コロナ禍の状況でイベントでの頒布が困難なこともあって、初の電子書籍として作成しました。多くの著者の方にご協力していただき非常に面白い本になりました。忙しい中執筆いただいた著者の皆様、表紙を作ってくれた @NoriyukiMizunoさん、ありがとうございました!

booth.pm

7月
スクフェス大阪で @kohseiさんにお誘いいただきLTでUAS10の紹介をさせていただきました。他のスピーカの皆さんの話がとても面白かったです。

https://confengine.com/conferences/scrum-fest-osaka-2021/proposal/15351/agilelt-2021

9月
シンポジウム委員をしているSQiPシンポジウムで今年は本会議の前のチュートリアルの講師を担当しました。演習中心の内容でしたがオンラインでスムーズに実施することができました。

12月
Agile Tour Osakaを今年も開催しました。今年も昨年に続いてオンラインでの開催でした。今年はアジャイルとQAをテーマとして、永田さん、井芹さん、荻野さん、山口さんに協力いただき議論することができました。このテーマは継続的に議論していけたらと考えています。

agile-tour-osaka.connpass.com

今年も多くの方に助けていただきありがとうございました。来年もよろしくお願いします!

スクフェス大阪でUAS10の紹介をしました

岩切さんからお誘いいただいてスクフェス大阪でUltimate Agile Stories Anniversary10の紹介をしました。
今回は著者の皆さんからUASへのメッセージをいただきました。メッセージをくださった著者の方がそれぞれどのUASにどんな記事を書いてくださったかもまとめました。
いただいたメッセージを見て改めて皆様に支えられてUASを出してこれたんだと思い感謝しています。

アジャイル同人誌 Ultimate Agile Stories 10th Anniversary - Speaker Deck


Boothにて頒布していますので興味の方はぜひチェックしてみてください。
uas - BOOTH

Ultimate Agile Stories 10th Anniversary

アジャイル開発をテーマにした同人誌Ultimate Agile Storiesの10周年を記念した新刊を電子媒体(PDF)にて頒布しています。
Ultimate Agile Storiesは2011年に最初のIteration1を頒布してから、5年間コミックマーケットXP祭り、JaSST Tokyoなどで紙媒体で頒布をしていました。5年ぶりの新刊となります。

booth.pm

今回も素晴らしい著者の方に様々な面からアジャイル開発についての記事を寄せていただきました。
既刊を読んでくださっていた方も、読んだことがない方も是非読んでいただきたい内容になっています。

Ultimate Agile Stories発刊に寄せて/岩切 晃子
アジャイル放談/Ultimate Agile Stories編集部
プロダクトオーナーが最低限守るべき10のこと/吉羽 龍太郎
新任のスクラムマスターが観察すべき5つのこと/原田 騎郎
実践から学ぶリモートアジャイルのノウハウ/岡島 幸男
チケット駆動開発はチケットの二重性を生かしたプロセスである/小川 明彦
アジャイル開発導入を成功に導く期待マネジメント/松浦 洋介
視座を広げ、上げ下げするためにどうすればいいか?/中村 洋
受託開発でのスクラムにおける、共犯者モデルについて/川口恭伸
アジャイル開発のたった三つの肝/徳冨 優一
ソフト開発30年やってみた/土屋 秀光
アジャイル品質はどのように取り組まれているのか? ― パターンQA to AQの実践状況より ―/鷲崎 弘宜
私がアジャイル開発を学ぶ理由/阪井 誠
Fearless Changeでやってみる現場改善/細谷 泰夫
自己の成長のためのアジャイル活用術/伊藤 宏幸
22世紀のシステム開発風景 -いま私達がやること-/kyon_mm
中動態と感覚統合とアジャイルと/長沢 智治
アジャイルリーダーのための行動モデル:アジャイル・パフォーマンス・ホラキー(APH)/小林 浩
ことさら、アジャイル/新保 康夫
アジャイルなウェブサイト構築のお客さんになりました。/山中 美智子
キーワード駆動によるシステムテストの自動化/小井土 亨
マイクロサービスにおけるユニットテスト/長瀬 嘉秀
テスト自動化を続けて学んだこと~OSS/コミュニティ/ビジネス/石川 達也
他人に言われなくてもやることを増やして、今日やることを選び取ろう!/のーどみたかひろ
SEPGな組織でタスクかんばんをチームで実践した話/都築 将夫
行動につなげるふりかえりフレームワーク「KPTA」/天野 勝
新興国ベンチャー企業で学んだコンフリクトマネジメント/徳 隆宏
アジャイルの不自由/やっとむ
Regional Scrum Gathering Tokyo、 10 年のあゆみとこれから/永瀬 美穂
あとがき

2020年のふりかえり

2020年のふりかえりです。2年ぶりの年末のふりかえりです。
今年は、コロナ禍の影響もあり、仕事では出張がほぼ無くなりました。2019年には多いときは週に3日くらい出張していました。ちょうどオリンピックに備えて会社も在宅勤務の制度、インフラを整備しかけていたので、意外にスムーズに在宅勤務に移行できたと思います。

1~2月 
Asian PLoP2020に向けてパターンランゲージの論文を書いていました。
3月に台湾でカンファレンスに参加する予定でしたが、コロナ禍により台湾でのカンファレンスは中止になってしまいました。

9月
3月に台湾で参加する予定だったAsian PLoP2020がオンラインで開催されることになり、ライターズワークショップに2本の論文の共著者として参加しました。SQiPシンポジウムは例年通りシンポジウム委員として参加しました。今年はシンポジウム委員会もシンポジウム自体もオンラインでの開催でした。
今年は、小井土さん、山口さん、伊藤 由貴さんと一緒にテスト自動化についてのパネルでお話ししました。

11月
市谷さんからお誘いで、イベントに参加しました。仕事でアジャイル導入のお手伝いをさせてもらった吉村さんに事例発表をしてもらいました。
静岡ギルド(準備中)勉強会「製造業アジャイル、静岡での実践!」 - DevLOVE | Doorkeeper

12月
Agile Tour Osaka × miniPLoP2020を開催しました。Agile Tour Osakaとしては11回目の開催でした。
今年はオンラインということもあり、1日での開催にこだわらず、2回に分けて実施しました。
Day1は鷲崎さんに基調講演をしていただき、午後にライターズワークショップを実施しました。
このイベントでは論文としての体裁は要求しておらず断片的なパターンでも気軽に出せるようにしています。
気軽にパターンについて議論できる場にしていきたいと思っています。
Agile Tour Osaka × miniPLoP 2020 基調講演 2020年12月12日(オンライン・Zoom) - こくちーずプロ

あやなるさんのブログ
ライターズワークショップ初体験!とても画期的でためになった話|あやなる|note


Day2は「SCRUMMASTER THE BOOK」の監訳の皆さんに書籍の内容についてのお話と翻訳のメイキングについて話をしていただきました。
ディスカッションがAgile Tour Osakaらしく面白かったです。

Agile Tour Osaka × miniPLoP 2020 Day2 2020年12月22日(オンライン・Zoom) - こくちーずプロ

監訳者のikikkoさんのブログ
Agile Tour Osaka × miniPLoP 2020で、SCRUMMASTER THE BOOKの紹介とディスカッションしてきたよ - @ikikko のはてなブログ

akipiiさんのブログ
AgileTourOsakaでSCRUMMASTER THE BOOKの裏話を聞いた: プログラマの思索

2021年は、Ultimate Agile Storiesの新刊を久しぶりに出します。
今日も編集作業をしていました。今年は編集しながら年越しになりますが、なんとか休み中に作業を完了して皆さんに早くお届けできるようにしたいと思います。
来年もよろしくお願いします!

12/22 SCRUMMASTER THE BOOKで広がるスクラムマスターの世界

久しぶりの投稿です。今年もAgile Tour Osaka × miniPLoP 2020を開催します。
Agile Tourは、グローバルなカンファレンスで世界中で10~12月にアジャイルのカンファレンスを
実施し、共有するという趣旨で2008年から実施されています。
Agile Tour: Edition 13th | at2018.agiletour.org
Agile Tour Osakaは、2010年から実施していますので、今回で11回目になります。
今年はオンラインで開催となっており、Day2を12/22に開催します。

www.kokuchpro.com


今回は、今年出版された「SCRUMMASTER THE BOOK」(翔泳社)の監訳者の皆さんに「SCRUMMASTER THE BOOKで広がるスクラムマスターの世界」というテーマで書籍の内容についてお話いただきます。

www.shoeisha.co.jp

チームでスクラムを適用し始めた方に、いろいろなことを質問してもらいます。そのチームの成熟度合や状況によって具体的な対処は違ったものになるのですが、対処を判断する視点や考え方は共通しています。本書はそのスクラムマスタが持つべき視点や考え方について書かれた貴重な書籍です。

また、来月開催されるRegional Scrum Gathering℠ Tokyo 2021で原書である「The Great Scrum Master」著者のZuzana Sochovaさんの講演が予定されているので、それに先立って、監訳者の皆さんのお話を聞く貴重な機会ですので是非参加をお願いします。

11/9 Agile Tour Osaka 2019 × miniPLoP

11/9に大阪の池田市Agile Tour Osaka 2019 × miniPLoPを開催します。
Agile Tourとは毎年秋に世界中の都市でアジャイル開発に関するイベントを開催し共有するという趣旨のヨーロッパ発の世界的なイベントです。日本ではAgile Tour Osakaとして2010年から毎年開催しており、今年で10回目となります。
2014年からは継続的にアジャイル開発とも関係が深いパタンランゲージを取り上げてきました。
今年は、鷲崎先生やJoseph Yoderさんにご協力いただきminiPLoPと同時開催することになりました。

www.kokuchpro.com

午前中の講演は@kyon_mmさんにお願いしました。@kyon_mmさんは、たぶん2012年のTDDBC大阪でお会いしたのが最初だと思います。初対面でしたが、太田さんや井芹さんと一緒にTDDのお題を作って、とても短時間で良い共同作業ができたことを覚えています。JaSSTや、Regional Scrum Gathering Tokyo 2019などでいつも刺激的で示唆に富んだ講演をされていて、お話しするのが楽しみな方です。
今回Agile Tour Osakaでお話ししていただきたいと思ったのは、@kyon_mmさんの過去の講演内容やSNSでの会話から、パタンランゲージとの関係性を感じていて、Agile Tour Osakaで発表していただくことで、今まで聞いたことがない興味深いお話しになりそうだと考えたからです。
今回@kyon_mmさんから講演タイトル「ソフトウェアシステム設計におけるアレグザンダー理論の活用。数理的システム設計手法の提案。 -15の幾何学的特性とパタンランゲージ-」をお知らせいただいて、その期待は更に高まりました。「15の幾何学的特性」はアレグザンダーの
著書「Nature of Order」で説明されている生き生きとしたものに現れる構造的な特徴です。@kyon_mmさんはその考え方をシステム設計に活用されているということです。今からどのような内容かとても楽しみです。

午後は、Hillside GroupのJoseph Yoderさんにパタンランゲージの入門ワークショッップをしていただく予定です。関西でパタンランゲージのワークショップをする機会はとても限られているので、興味のある方は逃さずに参加してください。そして、最後は早稲田大学の鷲崎先生による「アジャイル品質パターンのワークショップ」(Workshop on Agile Quality)」です。鷲崎先生はアジャイル品質パターンについて継続的に取り組まれています。

www.slideshare.net

今回は参加者の皆さんと一緒に新たなパターン候補を探るという内容になっていて、とても濃い議論ができそうです。

関西でアジャイル開発とパタンランゲージにフォーカスしたイベントが行われる機会は本当に少ないですが、アジャイル開発とパタンランゲージの関係は深く、今までパタンランゲージについて知らなかった方はこの機会に是非参加してください。

2017年ふりかえり

2017年も残り2時間ぐらいとなりました。今年の最初の投稿がふりかえりになってしまいましたが、なんとか間に合いました。

1月 
Regional Scrum Gathering 2017に参加しました。2016年はいろいろと大変なことがあって、新しいことに取り組む意欲が低下していたのですが、このイベントに参加して、刺激を受けてモチベーションが高まりました。基調講演で長沢さんに言及していただいたこと、Rachel Daviesさんの
講演でヒントを得て会社での取り組みに活かすことができました。
 
2月
Regional Scrum Gathering 2017で伊藤さんの講演に参加したことをキッカケに伊藤さんと一緒にアジャイルメトリクスパタンをAsian PLoPに投稿しました。短期間での執筆でしたが、伊藤さんの資料にパタンがたくさん含まれていたので、スムーズに投稿まで進めることができました。

5月
関西で初めて行われる派生開発カンファレンスにパネルディスカッションのパネリストとして登壇しました。
派生開発カンファレンスはいつもは横浜で開催されていましたが、今まで都合が合わずなかなか参加することができていませんでしたので、参加することができて嬉しかったです。
この時にパネルディスカッションでご一緒した派生開発のXDDPの提唱者である清水さんが11月にご逝去されました。
清水さんと私の出会いは2012年のSQiPシンポジウムだったと記憶しています。
清水さんのことはXDDPの提唱者として以前から知っていました。2010年には私自身XDDPを実践していまたが、清水さんの本に必ずしも忠実に実施していたわけではありません。清水さんと私が実践していた内容について会話した際には、「それでうまくいっているのであれば問題ない」と言ってくださったのを覚えています。
その後も、いろいろなイベントで清水さんと顔を合わせてお話ししました。私がアジャイル開発とXDDPの両方を実践していたこともあり、私のSQiPの特別講演も聞いてくださって、コメントをいただいたりもしました。
それでもなかなか一緒に登壇するということはなかったのですが、それがようやく実現したのが今年のカンファレンスでした。
本当に残念です。清水さんの最後までエンジニアとして前向きに社会を変えていこうという姿を忘れずに私も前に進んでいきたいです。

9月
実行委員をしているSQiPシンポジウムに参加しました。例年は何かしらセッションを担当していたのですが、今年は仕事が忙しかったこともあり、司会ぐらいしか貢献することができませんでした。来年はもう少し貢献したいと思います。
あと、中村さんと久保さんにお誘いいただいて@m_sekiさんと一緒に DevLove関西で製造業での反復開発をテーマとしてイベントでお話ししました。参加者の皆さんとディスカッションを活発にさせていただき私も気づきがたくさんありました。

10月
森崎さんから声をかけていただき、情報処理学会でレビューの改善事例についてお話しさせていただきました。
詳細は、@acha_821さんがブログでまとめていただいています。
http://okandayo.hatenablog.com/entry/2017/12/25/001544

12月
JaSST ’17 Tokaiで基調講演をさせていただきました。
@yuki_shiro_823さんがブログにまとめていただいています。

http://d.hatena.ne.jp/yuki_shiro/20171212/1513036206

この講演では、過去にJaSST KansaiやJaSST Hokkaidoでお話しした実験的アプローチになる現場改善を下敷きに活動をFearless Changeのパタンの組み合わせで説明しました。
Fearless Changeのパタンを使用した事例として参考にしていただけると幸いです。あと、山本さんと講師控え室で色々とお話しできたり、@kyon_mmさんのSIGに参加して、色々と刺激を受けました。

また、今回で8回目となるAgile Tour Osakaを開催しました。今回もパタンランゲージについて取り上げました。
来年度も継続したいと思います。

今年は、仕事が忙しかったこともあってコミュニティ活動があまりできませんでしたが、その中でも講演依頼をいただいて参加したイベントで私自身が刺激を受けてモチベーション上げてこの1年を乗り切ることができました。
2017年にお世話になった皆様、ありがとうございます。2018年もよろしくお願いします。