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Yasuo's Notebook

ソフトウェア開発の話題が中心の備忘録です。

「テスト駆動開発における組み込みプログラミング」

先日、O'Reilly Japan - テスト駆動開発による組み込みプログラミングが発売されました。
本書では、アジャイルソフトウェア開発宣言の著者の一人であるJames W. Grenning氏が組み込みソフトウェア開発にフォーカスしたテスト駆動開発について詳細に解説しています。
組み込みソフトウェア開発では言語がC言語であることの他にプラットフォームや開発環境のバリエーションや制約が多いこともあって、なかなか他の言語でのテスト駆動開発のテクニックをそのまま使うことはできませんでした。
しかしながら、組み込みソフトウェア開発でのテスト駆動開発のノウハウのまとまった情報はなく、各自がそれぞれ工夫をしながら取り組む必要がありました。
私も2004年ごろからXPJUG関西の組み込みTDD分科会などで組み込みソフトウェア開発のやり方についてコミュニティで議論してきました。その活動の中で本書で紹介されているテストビルド環境を分ける方法や関数ポインタの差し替えでテストダブルを実現する方法についても話し合いました。本書は、そのようなテクニックをはじめ、組み込みソフトウェア開発においてアジャイル開発を行う上での技術的な課題について丁寧に解説されています。
アジャイル開発が広がりを見せているこのタイミングで、本書が日本で出版される意味はとても大きいと感じています。監訳者の蛸島さんや原書の勉強会主催の大西さんのご尽力に感謝します。

そして、本書の著者であるJames W. Grenning氏は、Agile Japan 2013の基調講演のスピーカとして来日します。それだけではなく、5/27~28には、James W. Grenning氏、自らによる「テスト駆動開発による組み込みプログラミング」の研修も開催されます。有料の研修になりますが、組み込みソフトウェア開発でアジャイル開発や開発方法としてのTDDを取り入れたい組織にとっては、これとない良い機会です。

30%OFF : ジェームズ・グレニング「テスト駆動開発による組み込みプログラミング ~ C/C++言語とオブジェクト指向によるアジャイルな設計」研修 5月27日〜28日 (同時通訳付き) - アギレルゴコンサルティング株式会社

この本やAgile Japan 2013が、組み込みソフトウェア開発でアジャイル開発に取り組もうとしている皆さんの背中を押して実践へのきっかけになればと思います。