Yasuo's Notebook

ソフトウェア開発の話題が中心の備忘録です。

12/19(土)にAgileTourOsaka2015を開催します!

2015/12/19(土)にAgileTourOsaka2015を開催します。

www.kokuchpro.com

AgileTourOsakaは2010年から開催されているイベントで今年で6回目の開催となります。
AgileTourは世界中で10月〜12月の間にアジャイルのイベントを開催して共有しようというイベントで
AgileTourOsakaは今のところ日本で唯一のAgileTourです。
アジア各国でも開催されており、今年は私はシンガポールのAgileTourSingapore2015にも参加してきました。

Welcome to Agile Tour! | agiletour.org

今年はDevOpsとパタンランゲージを取り上げます。
DevOpsはMicrosoftエバンジェリストの牛尾さんに登壇していただきます。
牛尾さんはAgileTourOsakaに度々登場していただいていて、いつも素晴らしい話をしていただいています。
今回もDevOpsの基本から世界の最新動向まで幅広い内容を紹介して頂けそうです。
パタンランゲージは昨年懸田さんにワークショップを実施していただきましたが、今年はアレグザンダーと一緒仕事を
されていた中埜博先生に来ていただき、さらに深く踏み込んだ内容をお届けします。
懸田さんと中埜先生による共同セッションとなり、今からどんな内容になるかとても楽しみです!

またとない機会ですので皆さんのご参加をお待ちしています。

XP祭り2015にてUltimate Agile Stories頒布

現状のアジャイル同人誌Ultimate Agile StoriesをXP祭り2015にて頒布させていただきます!今回はIteration1〜5の全てを頒布しますので、全巻揃えたいという方は、この機会をお見逃しなく!
なお、Iteration2〜4は用意が少ないのでお気をつけください。
著者の方も多く参加されると思いますので、サイン集めなども面白いかもしれません。
よろしくお願いします!

アジャイル同人誌Ultimate Agile Stories Iteration5をコミケ88で頒布!【1日目東ヒ-04b】

8/14(金)に東京ビッグサイトで開催されるコミックマーケット88【1日目東ヒ-04b】にて、今年もUltimate Agile Stories Iteration5を頒布します。

Iteration4の後書きで予告していましたが、今年が定期で発行する最後のUASとなります。

Iteration5の目次をUASのサイトで公開しています。
今年も素晴らしい記事が集まりました。

Iteration5執筆者・タイトル一覧

また、今回は売り切れてしまっていたIteration1を数量限定で復刊しましたので併せて頒布します。
UAS全巻を揃えるチャンスですので、ぜひお求めください。
コミケ以降の頒布はまだ未定ですが、例年通りイベントでの頒布をしていきたいと考えています。
決定しだい順次、お知らせします。

SQiPシンポジウム併設チュートリアル!

9/16〜9/18にソフトウェア品質シンポジウム(SQiPシンポジウム)が開催されます。
私はシンポジウム委員をさせていただいており、プログラムの企画など運営に携わらせていただいています。本会議の見どころについては別の機会で紹介させていただきますが、今回は、9/16に実施する併設チュートリアルについて紹介させていただきます。
SQiPシンポジウムの併設チュートリアルは、9/17からの本会議の前日に行われるチュートリアルで本会議とは別に単独で申し込みが可能です。様々なテーマについて、豪華講師陣による半日のチュートリアルを非常にリーズナブルな価格で受講することができます。
実は、本チュートリアルの企画のリーダーを今年から私が務めさせていただいています。
今年の併設チュートリアルのプログラムですが、すでに以下のサイトで公開されています。

www.juse.jp

毎年、SQiPシンポジウムの併設チュートリアルは、テーマの幅が豊富で、私も楽しみにしていました。昨年の例だと、テスト、レビューのようないかにもSQiPなテーマだけではなく、アジャイル関数型言語など非常にバライティ豊かな内容でした。今年もテスト、レビュー、プロセス改善の他に、USDM、テスト自動化、D-Case、チケット駆動、アジャイルという多くの皆さんに興味を持っていただけるプログラムを企画しました。(この中から一つ選ぶのが難しい、という話はあると思います)
特にSQiPシンポジウムに参加してことのない方も併設チュートリアル参加をきっかけにして参加いただけるとありがたいです。
皆さんの参加をお待ちしています!

エクストリームプログラミング新訳発売!

エクストリームプログラミングの新訳が出ました。角 征典さんによる翻訳です。

www.amazon.co.jp

アジャイルというと最近はスクラムの話題が中心になっていますが、私がアジャイルを知ったのは2000年ごろはXPが雑誌等にも取り上げられ一種のブームとなりました。
最初に私がアジャイル開発に取り組んだときもXPをベースにやり方を考えました。
エクストリームプログラミング(XP)は、私が初めて知ったアジャイル開発手法です。
その時点ではアジャイルという言葉はまだ広まっていなかったと記憶しています。
実際にXPを実践することができたのは、XPを知ってから数年後の2003年でした。
その後、スクラムが広がってきて、最近では、XP=技術プラクティスというような語られ方をすることが多くなってきたように思います。今回新訳のレビューに参加させていただいたことをキッカケに、改めてXPについて考える機会を得ることができました。
そこで感じたのは、XPはより自律したチームになるための考え方であるということです。
スクラムにはPO、SM、チームというロールが明確に決められています。そしてそれぞれのロールで実行可能なアクションが定められており、例えば、プロダクトバックログの優先順位はPOのみが決めることができます。
このスクラムフレームワークは、健全なチーム開発を行なうための「失敗しにくい枠組み」を提供しています。一方でXPでは、XPの価値に従ってチームが自ら原則を定めてチームの行動原理を決め、それに従って行動の内容であるプラクティスを決定します。
そこにPOやSMなどのロールという考え方はなく、チーム自身が自律して、行動原理を定めることが求められます。そういう意味でXPはスクラムより自由度が高く、一方で初学者には理解しがたい面があると感じました。
最近はもっぱらスクラムで開発することが多いですが、組織がスクラムに慣れてくるとPOや、SMなどのロールに縛られないほうが良いチーム開発ができるのは?と感じる場面もたびたびあります。そういう場合に、もう一度、XPに立ち戻ってみるのもいいかもしれないと思いました。
ちょっと乱暴ですが、今回の新訳を読んで「失敗しないスクラム」「より高みにいけるかもしれないXP」という感想を持ちました。
XP本を昔手にした人も、スクラムを実践しているけどXPはあまり知らないという人もこの機会にこの本を読んでXPに触れていただけると幸いです。

大阪で3/4にSQiPシンポジウム投稿応援フォーラムを開催します!

昨年に引き続き、3/4に大阪でソフトウェア品質シンポジウム2015(SQiPシンポジウム2015)に向けた投稿応援フォーラムを開催します。

前回のシンポジウムでは、この投稿応援フォーラムに参加したことがきっかけとなり関西から投稿をしてくださった2名の方は見事、採録されて本会議で一般発表をされました。
今回のフォーラムでは、その2名の方(赤羽根さん、石川さん)に登壇いただき、SQiPシンポジウム2014で発表された内容の再演をしていただきます。

http://www.juse.jp/sqip/symposium/2014/timetable/files/happyou_A3-4.pdf

http://www.juse.jp/sqip/symposium/2014/timetable/files/happyou_A1-4.pdf

そして、実際に私が投稿したアブストラクトを題材に、アブストラクト作成のためのポイントについて解説します。
最後はQ & Aを行い、投稿にあたっての疑問点に回答します。

「SQiPシンポジウムって何?」という皆さんもこの機会に是非参加してください!